その会社に転職することを思えば、一時的な株価の乱高下などに動揺しなくてもいいはずです。
短期的な株価の上下に一喜一憂してはならないのです。
前述のT・D・E氏は、「毎日の天気は、その土地の気候と何がしか違っていても不思議はない。
天気は短期的な概念で、気候は長期的に見たものである」と指摘した上で、短期の株価動向に振られがちな個人投資家に対して、「家を建てる場合に気候の要素を考える時も、先週の天気で判断することはないだろう。
同様に、長期運用計画を立てる場合、市場の一時的な状況をもとに決めることはありえないのである」と諭しています。
E氏が言うように、「天気と同じように運用においても、長期では驚くようなことはないが、短期では驚きの連続だ」ということなのです。
さあ、転職したい企業の株を買いましょう。
いきなり20銘柄を買えなくても、少しずつ買えばいいのです。
できる限り複数の株をタイミングを分割して買いましょう。
5回、10回に分けて買うくらいの気持ちで買いましょう。
そのために多少手数料が増えてもあまり気にしてはいけません。
分散の効果を自分の味方につけるためだと割り切って支払うべきです。
いまは値がさ株ばかりでなく株価の安い銘柄もありますし、値がさ株でも売買単位を引き下げている銘柄が増えているので、以前より少ない資金で買えるようになっています。
証券会社によっては単位株の10分の1で買えるミニ株投資がありますし、月1万円程度から株式累積投資(いわゆる「るいとう」)をサービスとして提供している証券会社もあります。
株式累積投資は、いわゆるドルーコスト平均法という手法にあたります。
株を定期的に同じ額だけ買う投資手法です。
毎月1万円以上、1000円単位の少額で買い付けていくことができます。
個人投資家などの少額資金による株式投資の1つとして1993年に創設されました。
多少コストは高くつきますが、タイミングに関係なく、株価が安いときには多くの株数を、株価が高いときには少ない株数を買う結果になるので、買いコストを限りなく平均化することができるわけです。
タイミングを分散させることで、価格変動リスクを分散する効果があります。
P氏のような偉大なファンド・マネジャーからもひじょうに評価が高い投資法です。
このように一定の方法に従って投資・積み立てを行う投資手法のことを「フォーミュラープラン」といいます。
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